リレー試験とは?目的から方法、費用まで全てがわかる完全ガイド

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リレー試験とは?目的から方法、費用まで全てがわかる完全ガイド

キュービクルの工事後、保護継電器が正常に動作するか不安に感じていませんか?リレー試験は法律で定められた重要な検査であり、設備の安全性確保に欠かせません。本記事では、国家資格を持つ専門エンジニアが、リレー試験の目的から具体的な実施方法、費用相場まで詳しく解説します。

🔍 なぜリレー試験は必要なのか?法律で定められた重要性

保護協調の役割

リレー試験は、電気設備における保護協調システムの要となる検査です。保護継電器が適切に動作することで、事故時の被害を最小限に抑え、停電範囲を局所化できます。

⚡ 保護協調の重要性

  • 事故電流の遮断による設備保護
  • 人身事故の防止
  • 停電範囲の最小化
  • 設備の長寿命化

電気設備技術基準の法的根拠

法令33~37条(又は「第5節 過電流・地絡及び異常電圧に対する保護対策」)

電気解釈省令(PDF)を開く

リスクと実例

リレー試験を怠った場合の実際のリスクとして、以下のような事例が報告されています:

  • 継電器の不動作による火災事故
  • 誤動作による不要な停電
  • 設備の重大損傷
  • 法的責任の発生

⚙️ リレー試験の対象継電器と種類別解説

OCR(過電流継電器)

最も一般的な保護継電器で、設定値以上の電流が流れた際に動作します。瞬時要素と限時要素の両方を試験し、動作時間と動作電流値を確認します。JIS C 4602:2017

GR・DGR(地絡継電器/方向性地絡継電器)

地絡事故を検出する継電器です。地絡電流や零相電圧を利用して動作し、特に高圧系統では重要な保護装置となります。JIS C 4612:2020

UVR(不足電圧継電器)などの特殊継電器

電圧低下時に動作する継電器で、モーター保護などに使用されます。その他、周波数継電器、逆電力継電器RPRなど、用途に応じた特殊継電器の試験も実施します。JIS C 4604:2014

📊 継電器別試験項目一覧

継電器種類 主要試験項目
OCR 動作電流値、動作時間
DGR 零相電流/零相電圧感度、位相特性、動作時間
UVR 動作電圧値、復帰電圧値

🔧 リレー試験の手順と方法

試験器の選定と準備

リレー試験には専用の試験器が必要です。主要な機器として以下があります:

  • 継電器試験器
  • 試験器用発電機/バッテリー
DGRリレー試験実施例

屋上キュービクルDGRのリレー試験

リレー試験の端子を使わない実施例

コンデンサトリップ連携で複数の継電器試験

リレー試験実施の流れ

試験実施の基本的な流れは以下の通りです:

  1. 安全確認と試験器設置
  2. 継電器の結線図確認
  3. 試験器の接続
  4. 段階的な電流・電圧注入
  5. 動作値・時間の測定
  6. 結果の記録と評価

判定基準と結果の読み方

JIS C 4612:2020に基づく判定基準では、耐熱・過負荷後の整定値許容差±10%が規格上限など複数の許容値が規定されております。動作時間についても規定値内での動作が必要です。

💰 費用相場と見積り時の注意点

価格構成要素(台数・作業人数・距離)

リレー試験の費用は以下の要素で決まります:

💡 費用相場(1台あたり)

  • OCR(過電流継電器): 25,000円〜40,000円
  • DGR(地絡方向継電器): 30,000円~50,000円
  • 特殊継電器: 30,000円〜50,000円
  • 出張費: 距離・建物階層に応じて別途
  •              
  • 耐圧試験とセットでの依頼が一般的です
  •              
  • 諸経費を含めると1件辺り総額10万円付近になることが多いようです

自社対応とのコスト比較

自社で実施する場合の隠れたコストも考慮が必要です:

  • 試験器の購入・校正費用(年間60万円〜)
  • 技術者の教育・技術取得費用
  • 作業時間と人件費
  • 責任とリスクの負担(機器焼損のリスクもあります)

業者選定で見るべき3つの基準

  1. 資格と実績: 電気主任技術者等の国家資格保持
  2. 機器の精度: 校正済み試験器の使用
  3. 報告書の品質: 詳細な試験結果と改善提案

❓ よくある質問(Q&A形式)

Q. 耐圧試験との違いは?

A. 目的が全く異なります

  • リレー試験: 保護継電器が「正常に動作するか」を確認する ” 動作試験 ” です。
  • 耐圧試験: ケーブルや機器が「規定の電圧に耐えられるか」を確認する ” 絶縁性能試験 ” です。 どちらも電気設備の安全を維持するために不可欠な試験であり、高圧機器更新などで同時に実施されることが多くあります。

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Q. 試験は何年ごとに必要?

A. 年次停電点検(原則年1回)に保護継電器試験を含めるよう、主任技術者内規で示されています。ただし、条件を満たせば3年周期に延伸可能な施設も存在します。

主任技術者内規(PDF)を開く

Q. 無資格者でも試験できる?

A. 電気主任技術者の監督下であれば、無資格者でも作業自体は可能です。 ただし、リレー試験は高圧設備を停電させて行う危険な作業であり、継電器やシーケンス制御に関する高度な専門知識がなければ、正しい試験も安全確保もできません。感電や設備破損のリスクを避けるためにも、必ず経験豊富な専門技術者が実施、または監督する必要があります。

📝 まとめ

リレー試験のポイント

  • 法律で義務付けられた重要な安全確認試験
  • 継電器の種類に応じた適切な試験方法の選択が必要
  • 専門知識と校正済み機器による正確な測定が重要
  • 費用対効果を考慮した業者選定が成功の鍵

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